駒大苫小牧

gentle-smile2005-08-26

駒大苫小牧の暴力不祥事が、
にわかに巷を騒がしている。
暴力事件があったこと、
さらにはそれを隠ぺいしていたことが問題となっているが、
他の人のブログを見ていたら
結果的に隠ぺいを促してしまうような歪んだ制度が
高野連によって設けられていることに気付かれた。
 
簡単に言ってしまえば、
部に関わる人が一人でも不祥事(暴力事件等)を起こしたら
すぐに連帯責任になってしまうのである。
しかも、その処分は高野連のさじ加減次第。
これでは厳しい処分が怖くて、
隠ぺいしてしまう習慣が自然とできてしまうだろう。
確かにクリーンなイメージを打つ出すには
連帯責任はもっとこいかもしれない。
でも、相手は血気盛んでまだまだ未熟な高校生たち。
3年間、なんの問題もなくいるほうが不思議ではないだろうか。
そう考えると、
連帯責任ではなく当事者のみに責任を取らせた方がいいように思える。
 
以上のように考えてみると、
今回の不祥事発覚は氷山の一角にすぎないように感じられる。
心情的には駒大苫小牧に同情したいところだが、
筋を通す*1という意味でも彼らへの厳罰はやむをえないと思う。
ただ、こんな歪んだ制度がこのままでいいはずがない。
今回の問題を契機に、
制度が根本から見直されることを強く期待したい。
 
なお、さらに詳しい話は以下のブログを参照してください。
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/30600585.html

*1:明徳義塾には厳罰を下した