大回顧展モネ

gentle-smile2007-06-16

もう3年ぶりぐらいでしょうか。
久々に美術館へ行ってきました。
見てきたのは印象派クロード・モネです。
 
まず行ってみて、あまりの混雑具合に圧倒されました。
東京新国立美術館は初めてだったのですが、
デザイン優先といった感じで会場はあまり広くなく
それでもどんどん入場させるので中は大混雑。
女性が多く背の高い人が
あまりいなかったのは幸いでしたが、
僕がたまにやってしまう、
1つの作品の前でじっと動かない、
というのは封印せざるをえませんでした。
その割りに全部で2時間ほどいてしまったのですが。
 
モネといえば光に焦点を当てた作品が多い画家ですが、
その光陰の加減具合が絶妙で
『かささぎ』には、ハッとさせられてしまいました。
それほど光の表現の仕方が見事でした。
 
また、『パリ万博の祝祭』は点描なのですが、
その旗のはためきようが目の前で繰り広げられているかのようで
これまた感心させられてしまいました。
 
モネの作品って、
近くで見てしまうとなんの絵だかよく分からないんですよね。
それが一定の距離で見ると鮮やかで生き生きとしていて。
描法云々はなにもいうつもりはありませんが、
生き生きとしたさまには終始感心させられました。
 
そんなモネ展、
都内に他の用事で出かけたついでに行ったのですが
行ってみてよかったです。
あれで睡蓮ももっといい作品があれば
なおさらよかったんですけどね。
やはりモネといえば睡蓮ですから。
今回は比較的晩年期のものが多かったのは残念でした。
 
とはいえ、久々の美術展はそれなりの収穫で。
次もまた探してみて行って見たいな、と思いました。
 
ちなみにこのモネ展、来月の2日までやってます。
興味を持たれた方は是非!
http://monet2007.cocolog-nifty.com/blog/